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建築観、住宅観

気持ちの良い住まい　・・・　住まいの性能確保＋アルファー
　人それぞれ感じ方は違います。「気持ちの良い住まい」とはどんな家でしょうか？
暑さ寒さをしのぎ快適な生活を送るには、十分な断熱性能が必要です。すきま風だらけの家では、暖房しても快適にはなりません。大地震にも耐えられる耐震性能や防犯性能もとても重要です。一方、性能がどんなに高くても住まいの性能だけで「気持ちの良い住まい」になるわけではありません。
住まいの性能確保は、大切な必要条件です。
　例えば食堂は、食事をするだけでなく、子供が勉強したり主婦の作業場や机だったり、接客スペースになることもあるでしょう。食卓がおける広さと高性能エアコンだけでは、“気持ちの良い食堂”はできません。
　窓から晴れた空が見えますか？爽やかな風が通り抜けますか？窓の向きや大きさによって大いに気分は変わります。椅子の座り心地は良いですか、食卓の感触は？片づけやすい収納は、使う場所の近くに十分ありますか？
　住まいの「使い勝手」・「性能」・「美しさ」すべてがそろうと、“気持ちのよい・楽しい”住まいが生まれます。もちろん省エネも！　
「気持ちのよい住まい」は、「設計次第」です。

略歴

１９７３年工学院大学建築学科卒業
１９７３年～８０年　遠藤楽建築創作所勤務
１９８１年～８３年　Frank Lloyd Wright school of architecuture (Talieshin)留学
１９８３年　半田雅俊設計事務所設立　現在に至る

家づくりの会　理事
工学院大学　　非常勤講師

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